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国交省、グリーンスローモビリティ実証調査5地域選定

2018/09/14

国土交通省総合政策局環境政策課は9月14日、地域が抱える様々な交通課題の解決と低炭素型モビリティの導入を同時に進める「グリーンスローモビリティ」の地域での活用に向けた実証調査地域の募集に関して13の地方自治体から応募があり、審査の結果、5地域を選定した。

グリーンスローモビリティとは、時速20km未満で公道を走ることが可能な4人乗り以上の電動モビリティを指す。

[提案者/事業名称/モビリティの用途等]
▽福島県いわき市/被災復興地域の経済循環促進に向けた地域交通イノベーション実証事業/被災地中心市街地での観光客向け定期周遊モビリティ
▽三重県東員町/高齢化が進む住宅団地で共助によるモビリティサービスの実現/名古屋圏ニュータウンでの住民向けデマンド型ラストワンマイルモビリティ
▽岡山県備前市/鶴海お出かけちょい乗りカート運行事業/福祉と連携した中山間高齢者向けデマンド型ラストワンマイルモビリティ
▽広島県福山市/しおまち(潮待ち)モビリティ実証事業~国内髄一の近世港町「鞆の浦」の暮らしとおもてなしをつむぐ~/住民の暮らし、観光客のおもてなし、離島のお出かけモビリティ
▽熊本県天草市/低炭素型モビリティを活用した世界遺産と住環境の保全支援事業/世界遺産集落で住民生活と共存する住民・観光向けモビリティ

同省は今回の調査で得られた知見を発展させ地域でのグリーンスローモビリティの本格的な導入を推進するため、環境省と連携してグリーンスローモビリティの車両購入費補助・導入実証事業に係る平成31年度予算要求を行っている。要求額は20億円。

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