[最新ニュース] 経営/政策

国内食品メーカー5社、統合物流会社を来春発足

2018/04/26

味の素(株)、カゴメ(株)、日清オイリオグループ(株)、日清フーズ(株)、ハウス食品グループ本社(株)の食品メーカー5社は4月26日、味の素物流(株)、カゴメ物流サービス(株)、ハウス物流サービス(株)、F-LINE(株)、九州F-LINE(株)の物流機能を再編し、2019年4月に物流事業を統合する全国規模の物流会社の発足に関する契約を締結したと発表した。

食品物流を取り巻く環境は、トラックドライバー不足をはじめ慢性的な物流従事者の不足、燃料価格の上昇、CO2をはじめとする環境保全への対応等、その課題は一層深刻なものになっており、食品メーカー5社と(株)Mizkanは2015年2月、効率的で安定的な物流体制の実現を目的として“食品企業物流プラットフォーム(F-LINE)”の構築に合意し、6社による協議体(F-LINEプロジェクト)で協議を重ね、関東・関西間の中距離幹線輸送再構築、北海道エリアの共同配送等の取り組みを進めてきた。

以降、味の素、カゴメ、日清フーズ、ハウス食品グループ本社の4社はF-LINEプロジェクトが策定する物流戦略の実現と北海道、九州エリアの共同配送体制などの構築に向け、2017年3月に現F-LINE(株)、同年4月に九州F-LINE(株)を発足させ、物流諸課題への対応を推進している。

今回発足する新会社は、味の素物流(株)を存続会社とし、カゴメ物流サービス、現F-LINE、九州F-LINEの2019年4月1日時点の全事業およびハウス物流サービスの事業(一部を除く)を統合し、商号を味の素物流から「F-LINE株式会社」に変更する。

●F-LINE(株)の概要
所在地:東京都中央区(予定)
設立:2019年4月1日
代表者:代表取締役社長 深山 隆
事業内容:貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、倉庫事業等
従業員数:約2,550名
資本金:24億8,000万円(予定)
出資比率:味の素45%、カゴメ22%、日清オイリオグループ3%、日清フーズ4%、ハウス食品グループ本社26%

|↑一覧に戻る|