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国交省、第14回日ASEAN物流専門家会合を開催

2018/09/11

国土交通省総合政策局国際物流課は9月5日、第14回日ASEAN物流専門家会合を開催した。
 
今年2月、マレーシアで開催された前回会合に引き続き、「日ASEANコールドチェーン物流ガイドライン」案について議論を行い、今年10月にブルネイで開催されるアセアン交通円滑化ワーキンググループでの議論を経て、今年11月にタイ・バンコクで開催される第16回日ASEAN交通大臣会合に提出することを確認した。

また、同ガイドラインを参考として、同省は現在タイが策定しているトラック輸送におけるコールドチェーン物流規格策定に関する支援を行っていくことを発表し、ASEAN側から歓迎された。

ASEAN におけるグリーン物流の促進を支援するため、「グリーン物流ビジョン&アクションプラン」に基づき、日本のグリーン物流パートナーシップ会議をモデルとして、マレーシアにおける同会議開催(2019年7月予定)に向けて進捗状況を確認するとともに、日本およびASEAN各国が作成したグリーン物流に関するベストプラクティス集を第16回日ASEAN交通大臣会合に提出することを確認した。

さらにマレーシアにおける第1回グリーン物流パートナーシップ会議の開催に向けて、日本の支援として同会議の開催に向けたセミナー開催(11月下旬予定)と日本の第17回グリーン物流パートナーシップ会議(12月)の視察を行うことを発表した。

ASEANにおける物流人材育成を促進するため、日ASEAN 包括的経済連携協力基金(JAIF)を用いてベトナム・ハイフォンに設立された「日メコン物流訓練センター」について、今後さらなる活用を目指すため具体的施策についてASEAN各国と議論した。


●第14回日ASEAN物流専門家会合の開催概要 
日時:平成30年9月5日(水)9:00~17:00
場所:KKR ホテル東京 
参加者:合計34名
(日本側)伊藤国土交通省総合政策局国際物流課長、日本ロジスティクスシステム協会、海外運輸協力協会、学識経験者、民間事業者等
(ASEAN側)ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、タイ、ベトナムの交通担当省、アセアン事務局等(※シンガポールは都合により欠席)

●会合の様子

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