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ヤマトの香港子会社が保冷倉庫ライセンスを取得

2018/08/02

ヤマトホールディングス(株)傘下の雅瑪多運輸(香港)有限公司は8月2日、九龍湾複合型施設内にある同社九龍湾基地の一部エリアで「香港保冷倉庫ライセンス」(License/Permit:4851800044)を取得し、温度管理が必要な生鮮食品やワイン等の一貫保冷輸送サービスを本格展開したと発表した。

同ライセンスは保冷倉庫内における食品の保管および簡易作業等を許可するもので、香港政府の食物環境衛生署が発行する。

ライセンス取得により、九龍湾基地内での保冷商品の24時間以上の保管・仕分等すべての業務が可能となる。これにより、例えば日本発香港行の荷物では、これまで以上に日本の保冷品質を維持したまま香港の顧客へ届けすることが可能になる。

今後は日本発に限らず、海外から香港への輸入貨物に関する国際保冷物流を推進し、クール宅急便と連携することで、エンドユーザーまでの一貫保冷輸送を実現する。また、当グループの既存サービスである「Yamato Natural Aircargo」や「国際クール宅急便」等の保冷輸送サービス、すでに保有している世界初の小口保冷配送サービスに関する国際規格「PAS1018」やワイン輸送品質認証等の輸送品質認証を組み合わせ、国際保冷物流の更なる品質向上を図り、小口保冷配送サービス市場の健全な成長と拡大に貢献していく。

日本の農水産品やヨーロッパの希少なワイン等を香港の市場に流通させるだけでなく、将来的には中国や東南アジア発着の物流にも拡大していく狙いもある。

●施設概要
施設名称:雅瑪多運輸(香港)九龍湾基地 YAMATO LOGISTICS(HK)KOWLOON BAY BASE
住所:UNIT A ON FIRST FLOOR, Sunshine Kowloon Bay Cargo Centre, NO,59, Tai Yip Street,Kowloon Bay, Kowloon, HONGKONG
延床面積:約4,500平方メートル(このうち、ライセンス対象エリアは約3,051平方メートル)
主な特徴
・物流拠点としてアクセスの良い香港九龍湾に立地
・3つの温度帯での保冷機能完備(冷凍、冷蔵、定温)
・ロジスティクス機能と宅急便機能(仕分、配送)の複合施設

●一貫保冷輸送サービスの概要図

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