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UPS、フランスに1億ドルを投じて物流拠点を建設

2016/06/28

国際総合物流のUPSは、フランスのコルベイユ=エソンヌ/エブリーに小口貨物仕分け・集配施設を建設すると発表し、このほど正式な定礎式を行った。

記念式典にはフランス首相、コルベイユ=エソンヌ市長、エブリー市長などの要人が参加。同施設への投資額は1億ドル(約102億円)以上で、2018年第1四半期の開設を予定している。

新施設は現在稼動中の2つの施設を統合する拠点として建設され、新たに100人を超える雇用を創出する見通し。同施設は配達までの輸送時間を短縮するUPSの自動小口貨物仕分け技術のショーケースとなる。

パリ郊外南部に新たに建設する仕分け・集配施設は3万平方メートルの作業エリアを備え、950人の従業員を収容する予定。先進技術の導入で1時間あたり3万7,000個の小口貨物を仕分け可能で、124か所の荷積み/荷降ろし口を使用し、125台のUPS輸送トラックを収容可能なスペースを備えている。

フランスのマニュエル・バルス首相は「UPSがコルベイユ=エソンヌ/エブリーに新たなハブを建設することで、フランスの企業、とくに中小企業はより効率的な物流サービスの恩恵を受ける事ができます。これは輸出を容易にし、新たな市場の獲得につながります」と述べている。

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