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近鉄エクスプレス合弁法人、越境EC専門倉庫を稼働開始

2016/05/06

(株)近鉄エクスプレスの中国・重慶における合弁会社Chongqing KG International Logistics Co., Ltd.(KGIL)は、2016年3月に始まった中国消費者向け海外製品の個人輸入サイト(www.yhopu.com)の運営に参画し、越境輸入EC専門保税倉庫のオペレーションを開始した。

中国では海外製品の人気の高まりから、多くの海外製品が販売される一方で偽ブランド品も多く流入しており、海外から直接購入する越境輸入EC件数が年々増加している。その中で、発送費用が高額、リードタイムが長い、返品が困難といった課題を解消するため、2014年より一部保税区に個人向けに海外製品を販売するECサイト運用が認められ、出店企業は在庫を持つことが可能となった。

ECサイト出店企業は中国政府が厳格に審査し認可を与えるため、偽ブランド品混入リスクも非常に低く、消費者は国内ECサイトと同じ輸送費用、リードタイムで安心して海外製品を購入することができる。

同サイトはKGILに加えて、中国の貿易会社である重慶縱深線網絡科技有限公司と(株)ローソンの現地法人である重慶羅森便利店有限公司(重慶ローソン)、行政組織である重慶北部新区管理委員会が運営に参加している。

各法人・行政の役割はそれぞれ、KGILが保税倉庫運営(サイト出店社の商品在庫管理など)重慶縱深線網絡科技有限公司がウェブサイト&アプリケーションの構築・開発・運用・出店者誘致、重慶北部新区管理委員会がサイト出店社の審査・保税倉庫運用の行政監理、重慶ローソンが店舗における見本品展示など販売促進の協力、となっている。

現在同サイト内では80の出店者、6,000品目が出品されており、オーストラリア、ニュージーランド、日本から輸入された食品・日用品を中心に、品目の拡大、取扱いを目指す。

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