2016/03/31

国分グループ本社(株)は3月31日、マレーシアのコングロマリット企業Texchem Resources Berhad（TRB）傘下の外食事業中間持株会社Texchem Restaurant Systemsとの間で、マレーシアで低温食品物流事業を展開する合弁会社を設立すると発表した。

同社は、これまでも長期経営計画で海外事業の基幹事業化を掲げるなどアセアン事業を柱の一つとしており、中でもマレーシアは有望な市場で、ベトナム、ミャンマーに並ぶアセアン事業中核エリアと位置づけてきた。

一方、TRB グループは、同国で20年の歴史を持つSUSHI KINGをはじめ日系企業等との提携を通じて外食チェーンを積極展開しており、食品物流関連サービス事業化の意向があった。

今回の合意はこうした背景から成立したもので、合弁会社の設立予定は4月。まずTRS傘下の回転寿司チェーンSUSHI KINGを展開するSushi Kin Sdn. Bhd.の物流業務受託事業を9月をめどに開始し、広くマレーシア国内業務に事業拡大を目指す。