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DHL、シンガポールに物流関連機器の展示施設を開設

2016/01/06

DHLは2015年12月、シンガポールにアジアパシフィック・イノベーションセンター(APIC)を開設した。ドイツ国外初のイノベーションセンターで、ロジスティクスサービスに特化した施設としても太平洋地域初。設立には数百万ドルを投資し、シンガポール経済開発庁の支援を受けた。

施設には、倉庫内の組み立て業務やピッキングに使用するAR(拡張現実)スマートグラスや、医薬品をはじめ緊急性の高い製品の配送に使用されるドローンを展示。また、機械間通信(M2M)センサーの活用で、車両稼働率を30%向上できるとされるメンテナンス・オン・デマンド(MoDe)車両、輸送の高速化と効率化が図れる自動運転など、ロジスティクス業務を大きく変える未来の技術が展示されている。

APICでは展示のほか、アジア太平洋地域の顧客、業界パートナー、外部の専門家との連携や協働を促進するプラットフォームの役割を持っており、市場調査や未来予測も行っていく。

●アジアパシフィック・イノベーションセンターの展示

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