[最新ニュース] グローバル

日通グループ、那覇、香港間の海上冷凍混載輸送開始へ

2015/11/25

日通グループの琉球物流(株)は、12月から那覇発香港向け海上リーファー(冷凍)混載サービスを開始する。沖縄から香港までの小ロットの冷凍貨物を輸送する場合の課題である高いコスト、長い輸送日数、貨物へのダメージを解決するサービス。実重量1tの場合、航空便と比較してコストが約40%削減できるとしている。

これまで沖縄から香港まで小ロットの冷凍貨物を輸送する場合は、主に「那覇港からコンテナ単位(コンテナ貸切)での輸出」「航空便の利用」「本州に一旦輸送し、コンテナ1本に満たない他の冷凍貨物と積み合わせて混載」という、コストや日数がかかり、品質への影響が懸念される3つの方法しかなかった。今回、琉球物流(株)は那覇市に建設中の3温度帯倉庫を発着コンテナフレイトステーション(CFS)として活用し、日通グループ発着一貫オペレーションで-20℃で冷凍混載し、沖縄から直接コンテナに積み合わせて香港まで海上輸送するサービスでこれまでの課題を解決している。
 
サービスは12月から暫定で開始し本格稼働は2015年1月から。このサービスにより、東京、福岡発の貨物を本サービスにつなげることもできるようになり、コスト削減やリードタイム調整などが可能。荷の損害については、損害保険ジャパン日本興亜と開発した食品専用貨物保険を用意(国際)、輸送中や通関時のダメージによる損害をカバーする。

なお、同社はこれに合わせ内航船を利用した東京・博多発那覇向けリーファー(冷凍)混載サービスを開始する。

【輸送日数・スケジュール】
那覇-香港間 海上輸送日数 4日、那覇倉庫~香港引取り 10日
隔週サービス /月曜日CFS持込、金曜日出港
東京発那覇向け- 東京持込から配送まで3日 週3便
博多発那覇向け- 博多持込から配送まで2日 週3便

|↑一覧に戻る|