2015/08/07

日本通運(株)は8月6日、現地法人・韓国日本通運(株)が7月24日に釜山新港熊東背後団地の自由貿易地域（FTZ）で「釜山グローバルロジスティクスセンター」の起工式を実施したと発表した。新倉庫の建設で、韓国における倉庫は11棟、6万2,313平方メートルになります。

起工式には松井貞夫在釜山総領事をはじめ、釜山本部税関の柳元澤（リュ・ウォンテク）通関局長、釜山鎮海自由貿易区域庁の許成坤（ホ・ソンゴン）庁長など、内外の来賓を迎え、同社の杉山龍雄東アジア地域総括、内田敏郎執行役員らが出席。2016年2月完成に向けた建設工事の無事を祈願した。

新倉庫を建設する釜山新港熊東背後団地は、コンテナ取扱数量が世界第6位の釜山港の近接地に新たに開発されたFTZ。韓国日通は自由度の高いこのFTZ内に新倉庫を建設し、日本と世界各地を結ぶマルチカントリーコンソリデーション（※）の基地として、利便性の高い多様な物流サービスを提供する。。

●釜山グローバルロジスティクスセンター（仮称）概要

住所：大韓民国慶尚南道昌原市鎭海区新港6路1315－1　釜山新港熊東背後団地

構造：鉄骨・鉄筋コンクリート造3階

敷地面積：3万3,713平方メートル

延床面積：1万8,700平方メートル

　普通倉庫：1万3,600平方メートル

　定温倉庫（10～25度)：1,100平方メートル

　流通加工スペース：1,500平方メートル

　危険品倉庫：200平方メートル

主要設備：低床・高床ホーム

　　　　　オーバーヘッド型天井クレーン2基（5t、10t）、

　　　　　非常用発電機、太陽光発電装置

※日本から複数の国の仕向地向けの貨物をハブ港に送り、ハブ港で最終仕向地向けに積み合わせ転送するサービス。

●式典の様子（左から2人目が松井総領事、3人目が許庁長、右から3人目が柳通関局長）