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横浜冷凍、タイの冷蔵物流センターが竣工

2015/08/12

横浜冷凍(株)は8月11日、連結子会社のタイヨコレイ(株)がタイ・チャチューンサオ県バンパコン郡のバンパコン物流センター敷地内に「バンパコン第2物流センター」を竣工したと発表した。

タイでは近年、日本や欧米に匹敵するレベルの低温物流サービス網の構築・整備が求められている。なかでも同センターが新設されたチャチューンサオ県バンパコン郡は、タイ最大の貿易港であるレムチャバン港と首都バンコクをつなぐ幹線道路が通る一大物流拠点だ。

同地域におけるコールドチェーンの需要は益々増大しており、1992年に竣工したバンパコン物流センターは、保管品質の高さを顧客から評価されて順調に稼働している。第2物流センターの新設により、現地で求められる高度な低温物流ニーズに応える体制が整った。

同センターは、同社が長年培ったノウハウを取り入れた最新鋭設備を整えているだけでなく、タイ国内最大規模である583.1kWの発電能力のある太陽光発電システムを導入。自然冷媒であるアンモニアと二酸化炭素を用いた高効率自然冷媒冷凍機を採用し、庫内照明をLEDにするなど、環境にも配慮した設計となっています。

今回の稼働により、タイヨコレイ全体の保管収容能力は約9万6,000トンとなり、タイ国内トップのシェアがさらに拡大した。

センター概要
名称:バンパコン第2物流センター
所在地:59/1 Moo 12,Bangna-Trad Road,Km.45 Bangpakong,
    bangpakong, Chachoengsao 24130 Thailand
構造:鉄筋コンクリート造4階建
規模:延床面積1万8,115平方メートル、 敷地面積2万5,930平方メートル
冷蔵収容能力:2万3,153トン…F級1万8,221トン、定温4,932トン(0度~20度)
主な設備:高効率自然冷媒冷凍機、太陽光発電システム(発電能力 583.1kW)、
     電動式移動ラック

センター外観

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