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日通、ハラール食品対象に海上混載サービス開始

2015/07/21

日本通運(株)は7月17日、コンテナ1本に満たない小口のハラール食品を対象としたマレーシア発日本向けの海上混載輸送サービスを、日系物流企業として初めて7月4日から開始したと発表した。

同サービスでは、マレーシア国内の集荷、日本までの海上輸送にハラール専用車両・専用コンテナを使用。マレーシアでの積み込みはNORTHPORT(MALAYSIA)BHD(ポートケラン北港埠頭公社)が所有するケラン港内のハラール認証倉庫施設で行う。

日本政府は、2020年までに年間2500万人の外国人観光客を誘致する政策を推進しているが、イスラム圏からの日本への観光客も一層増加することが見込まれ、日本国内でのハラール食品の需要が増えることが予想される。それに伴い食材も多様化し、多頻度少量の輸送需要が高まると考えられることから、将来の需要増に的確に応えるため、今回のサービスを開始した。

同社グループは現在、マレーシア国内でのハラール輸送認証取得に続き、倉庫の認証取得の準備を進めている。また、日本国内でもハラール認証取得を準備しており、今後も国内外でハラール製品のロジスティクスサービスを強化していく。

●洗浄中の海上コンテナ(左)と洗浄証明ステッカー

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