[最新ニュース] グローバル

物流連、物流企業の海外進出の課題を討議

2015/06/18

(一社)日本物流団体連合会(物流連)は6月17日、物流事業の海外進出に関する課題を官民連携で検討する「海外物流戦略ワーキングチーム」を都内で開いた。本年度第2回目の会合には国土交通省の勝山国際物流課長を始めとする幹部や、会員企業他26人が参加した。

会議では、まず日本貿易振興機構(ジェトロ)の海外調査部アジア大洋州課より、「メコン地域の通 関・物流事情」の説明があり、メコン地域(カンボジア、タイ、ベトナム、ミャンマー、ラオ ス)における物流課題として、越境物流や非居住者在庫制度、コールドチェーンが示され、課題解決に向けて政策提言を各関係機関を通じメコン各国政府に働きかけたいとの考えが示された。

次に、勝山国交省国際物流課長より、国際物流をテーマとして開催された「第6回物流政策アドバイザリー会議」の概要が説明された。また、今年度も計画されているアセアン関係国政府との物 流政策対話の進め方について、方針が説明された。

グリーン物流パートナーシップに関し、(株)日立物流バンテックフォワーディングから「グローバル 3PL事例」として、中国からの輸入改善事例が披露された。また、国土交通省物流政策課企画室より、今年度の優良事例の募集については、二酸化炭素排出量削減の事例に加え、その他の環境負荷低減など物流の持続可能性において優れた事例も対象としたいとの説明が行われた。

説明を行うジェトロの大久保氏

|↑一覧に戻る|