[最新ニュース] グローバル

日本通運、韓国・釜山新港で初の自社倉庫建設

2015/06/08

日本通運(株)は6月4日、現地法人・韓国日本通運(株)が、釜山新港熊東背後団地の自由貿易地域(FTZ)に、約1万8,000平方メートルの自社新倉庫を建設すると発表した。韓国国内での自社倉庫建設は初めて。2016年2月に竣工する予定。

新倉庫を建設する釜山新港熊東背後団地は、コンテナ取扱数量が世界第6位の釜山港の近接地に新たに開発されたFTZ。韓国日通はこのFTZ内に新倉庫を建設し、日本から世界各地に輸出する際のマルチカントリーコンソリデーション(*)の基地として、利便性の高い多様な物流サービスを提供する。

現在、韓国日通では、釜山の物流拠点を活用して、自動車部品のクロスドック業務とダブルライセンスによるクロスボーダー輸送、ネット通販のDC業務などを取り扱っている。釜山港は日本から距離が近く、また多くの船会社が寄航していることから、今後さらに日本海側主要港のハブ拠点として需要が増えることが見込まれるため、FTZ内に倉庫を建設して、これらの物流ニーズに対応する。

また、新倉庫を活用することで、コンテナフレートステーション(CFS)業務、海外引越業務のオペレーションの効率化を図り、より一層の品質の向上を進める。

(*)日本から複数の国の仕向地向けの貨物をハブ港に送り、ハブ港で最終仕向地向けに積み合わせ転送するサービス。

新倉庫の概要
住所:大韓民国慶尚南道昌原市鎭海区新港6路1315-1 釜山新港熊東背後団地
構造:鉄骨・鉄筋コンクリート造 3階
敷地面積:3万3,713平方メートル
延床面積:1万8,700平方メートル
主要設備:低床・高床ホーム、オーバーヘッド型天井クレーン2基(5t、10t)
定温倉庫、危険品倉庫、非常用発電機、太陽光発電装置

完成予想図

|↑一覧に戻る|