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住商、ミャンマーに商用車用アフターサービス施設開設

2015/05/28

住友商事は5月27日、ミャンマーの財閥サージ・パン・アンド・アソシエイツ(SPA)グループとサミットSPAモーターズ(SSM)を設立し、同国の最大都市ヤンゴンに日野自動車の正規サービスステーションを開設したと発表した。4月30日に開所式を行い、当日は35度を超える暑さの中、政府関係者をはじめ総勢 250人が参加しました。

このサービスステーションでは、トラックやバスに欠かせない徹底したアフターサービス全般を、技術や部品を提供する日野自動車に限らず、あらゆるメーカーの商用車を対象に行う予定。日本でトレーニングを受けた整備士約10人を配置し、高い品質の補修やメンテナンスを行う。

同社は1950年代に、日野自動車と共にミャンマー向けのバスの輸出を始めた。ミャンマー政府の協力も受け、トラック・バスの部品生産や現地組立生産にも取り組み、88年までの30年間超で、累計2万台の車両を提供している。当時の車両はいまだにミャンマー国内で使用中だ。

開所式で、SSMの谷山隆彦社長は「ミャンマー経済にとってトラックは最重要アイテム。トラックの補修、稼動効率の改善はミャンマー経済に直結します」と語った。今後は第二の都市マンダレーにも支店を展開してアフターサービスを提供するほか、トラックを活用した出張修理サービスなども行う。


開所式の様子(左)、ミャンマーで現在も走る1960年代の日野自動車ディーゼルトラック(右)

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