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双日グループ、ミャンマーでコールドチェーン物流事業開始

2015/04/16

双日(株)と双日ロジスティクス(株)は4月13日、ミャンマーで高品質なコールドチェーン物流サービスを開始すると発表した。

同国の食品・生活消費財卸売会社プレミアム・ディストリビューション社(PDC社との共同出資により、プレミアム・双日・ロジスティクス(PSL社)を設立し、PSL社がヤンゴン市内に建設する3温度帯物流倉庫(常温、冷蔵、冷凍)を拠点にする。

PDC社はミャンマーの小売・流通分野最大手のシティー・マート(CM)のグループ会社として、同グループ内の食品卸売事業を担っており、約3,000社の顧客ネットワークを持つ。

電力不足により常温食品が中心であったミャンマー流通市場が冷蔵・冷凍食品の消費増加によって大きく変化するタイミングに入る中で、ホテル、レストラン、流通・小売業などの顧客が求める質の高い物流へのニーズに応えることが同国流通事業の成長を取り込むための鍵と考え、PSL社を通じてコールドチェーン物流施設・設備への投資を進め、コールドチェーン事業基盤を拡充していく。同時にPSL 社は、CMグループのミャンマー地方都市への積極的な展開に即応し、ヤンゴン、ネピドー、マンダレーを結ぶ主幹路線での長距離コールド物流定期サービスを開始する。また、双日ロジスティクスの大メコン圏での物流ネットワークと連結させて、現在構築中のタイ-ミャンマー間、さらに中国-ミャンマー間のコールドチェーン越境物流も順次進めていく。

●3温度帯物流倉庫の完成イメージ

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