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日本通運、米国西海岸向けの新輸送サービス開始

2015/02/25

日本通運(株)は2月23日、日本発ホノルル経由ロサンゼルス向けの新たなSEA&AIRサービス「NEX-MULTIMODAL エアさっと!北米」の販売開始を発表した。海上コンテナ1本分を満たす貨物(FCL貨物=Full Container Load貨物)を対象に、横浜港からホノルルまで海上輸送し、ホノルルからロサンゼルスまでを貨物専用機で航空輸送する。既に17日からサービスが開始されている。

現在、ロサンゼルスをはじめとした北米西海岸の港湾では、荷役作業の遅延や港湾ターミナル内のコンテナシャーシ不足などにより、大幅な混雑が続いている。それに伴い、海上輸送から航空輸送へのシフトが行われ、航空機のスペースもひっ迫してきており、米国でのサプライチェーンに影響を及ぼしている。

労使紛争は20日に暫定合意しましたが、正常化するまでには、しばらくかかる見込み。新サービスでは、このような港湾混雑のリスクに対応するものだが、米国西海岸向けの新たな輸送サービスとして、現在の混雑が解消した後も提供する。

ホノルルで積み替え後、ロサンゼルスまで航空機を利用するため、港湾の混雑を避け、円滑かつ迅速な貨物の引き取り・輸入通関・配達を実現し、北米西海岸向け海上輸送に対する最適な代替輸送を提供できる。また、経由地のホノルルでは、同社の現地法人である米国日通ハワイ営業所が保税転送手続きを行うため、船舶から航空機へのスムーズな接続が可能となる。

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