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物流連、ベトナム・ミャンマーの物流事情で意見交換

2014/12/12

(一社)日本物流団体連合会(物流連)は12月10 日、海外展開する物流事業者らで構成する「海外物流戦略ワーキングチーム」の会議を都内で開催した。日本政府とベトナム政府、ミャンマー政府との物流政策対話が12月中旬と来年1月中旬に実施されるのを踏まえ、今回は国土交通省から小瀬国際物流課長などの関係者も出席した。

議題となったのは、ワーキングチームのメンバーで実施したベトナム物流実態調査の結果報告と、JR貨物によるミャンマーの貨物輸送事情の報告。両国の現地進出企業が経験している課題について意見交換した。

ベトナムについては、今年1月から交通事故防止と道路ダメージ軽減を目的に車検の厳格化、過積載の取締り強化等が十分な事前の説明がないまま導入され、若干の混乱がある実態が報告された。この点については、長い目で見れば、日系企業にとって望ましい方向にあるとの意見があった。

同国では、同じく1月からサービス業(利用運送・倉庫含む)の外資規制が緩和され、外資100%で設立可能となったものの、なかなか政府が新規ライセンスを下さない事例があることも報告された。

また、ベトナム、ミャンマー両国ともインフラ整備は進んでいるものの、まだまだ不十分である等の課題が指摘された。

ワーキングチームは来年以降も物流企業の海外進出に係る課題について、官民連携で意見交換、情報交換の活動を継続する。次回は来年2月頃の開催を予定している。

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