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日本GLP、埼玉県北本市で「GLP北本」開発へ   

2019/12/25

日本GLP(株)は12月24日、埼玉県北本市で延床面積約5万5,000平方メートルの先進的型物流施設「GLP北本」の開発を行うことを決定したと発表した。

同社が埼玉県で開発・運営する物流施設は「GLP北本」を含め計19棟になる。

「GLP北本」は都心から約40km圏内で、圏央道桶川加納ICから約2.7km、桶川北本ICから約4.9kmと、物流拠点としてのアクセスに優れている。また、JR高崎線北本駅から2.9km、桶川駅から2.3kmに位置し、住宅エリアからも至近なことから、雇用確保の点で も有利な環境を有している。

施設面の特徴は同エリアのニーズが比較的小・中規模スペースへの需要が多い傾向を踏まえ、最小区画面積を約1,200坪とし、最大8カスタマーが入居可能な設計にすることで小規模なニーズも柔軟に取り込める点。また、1分割区画ごとに垂直搬送機および荷物用エレベータを標準設置することで縦搬送能力を高め、2階へのスロープを用いたアクセスにより、2フロア(1-4階、2-3階)での効率的なオペレーションも可能。さらに1階は両面バース、2階は片面バース構造にすることで通過型[1]および在庫型[2]物流センターの双方の需要へ対応している。

また、北本市のハザードマップ上でも洪水や地震、液状化等の災害による危険度が極めて低いと想定されるエリアに立地し、防災センターでの24時間有人警備、非常用発電機によるバックアップ電源の確保など、高いBCP機能を有している。また、環境面では全館にLEDを採用するほか、一部エリアで人感センサ制御装置も設置する等、省エネに取り組んでいる。さらに、カフェテリアや庫内でのビッグアスファンの設置など、働く環境の快適性も提供している。

「GLP北本」はGLPがグローバルな政府系投資機関および年金基金からの出資により、2018年12月に設立した物流不動産開発ファンド「GLPジャパン・ディベロップメント・パートナーズIII」による開発物件となる。

●施設概要
施設名:「GLP北本」
所在地:埼玉県北本市下石戸6丁目316番2、他
敷地面積:約2万5,000平方メートル
延床面積:約5万5,000平方メートル
構造:地上4階建て、耐震・鉄骨造
着工:2020年5月(予定)
竣工:2021年7月(予定)
認証取得:CASBEE(予定)

[1]荷さばき・配送を主とする物流センター。基本的に荷物の保管は行われない。
[2]一旦保管し、荷さばき・流通加工などをした上、小売店やエンドユーザーに配送する物流センター。

●「GLP 北本」外観完成イメージ

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