[最新ニュース] 物流・生産拠点

日通、国内新設医薬品センターの3拠点目に着工

2019/11/13

日本通運(株)は11月8日、新たな医薬品サプライネットワーク構築の核として新設する国内4拠点(東日本、西日本、富山、九州)のうち、3拠点目の着工となる東日本医薬品センターの地鎮祭を11月1日に実施した。

同社が保有する国内の倉庫では、今年6月24日に着工した西日本医薬品センターと同規模で、2017年1月竣工のTokyo C-NEXに次いで2番目の規模となる。

今回、埼玉県久喜市に新設する東日本医薬品センターは、圏央道のほぼ中心に位置する立地優位性を活かし、東日本エリア各地への供給機能に加え、成田国際空港を利用した原料、原薬の輸入、製品輸出など、国内外の医薬品サプライチェーンを見据えたグローバルレベルでの戦略的拠点として位置付けている。

12月には富山医薬品センター(富山市)も着工予定で、これにより同社が計画している医薬品センター4拠点がすべて着工することになる。

●東日本医薬品センターの特長
・規範として日本版GDPガイドラインをクリア
・安全・確実なオペレーションを確保するため、入荷エリア、保管エリア、出荷エリアを明確に区分し、入荷用と出荷用の専用EVをそれぞれ設置
・入出荷作業の際の防虫管理とセキュリティのために、トラックドック、前室、エアシャワーを配置
・定温、保冷の温度管理に加え、輸出入用の保税エリア、特殊医薬品エリアなどサプライチェーンのあらゆるニーズに対応
・保管エリアは温度と湿度を総合監視
・災害等に備えた、免震構造および非常用発電設備の設置

●倉庫概要
住所:埼玉県久喜市江面229-1
敷地面積:3万4,983.56平方メートル
建築面積:1万7,397.04平方メートル
延床面積:6万4,942.97平方メートル
構造:5階建(鉄骨造)
設備等:免震構造、非常用発電設備、防虫・セキュリティ設備ほか
竣工予定:2020年12月

●齋藤社長の施主挨拶(上)、拠点完成イメージ(下)

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