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ダイワコーポ、神奈川県大和市に大型物流施設を開設

2019/09/20

(株)ダイワコーポレーションは9月19日、同社最大規模の大型物流施設「横浜町田営業所」を10月5日に開設すると発表した。

同社は日本生命保険(相互)所有の「ニッセイロジスティクスセンター横浜町田」を1棟賃借し、5階建ての倉庫で総延べ床面積は9万平方メートルを超える。

同社の従来の物流施設は東京湾岸沿いに拠点を設けてきたが、今回は神奈川県初の内陸部の拠点になる。東名高速道路や国道16号の保土ヶ谷バイパスに近接し、東京23区や横浜市と首都圏の2大消費地にスムーズにアクセスでき、川崎市、八王子市、相模原市、藤沢市等の近郊主要都市にも1時間以内に到達が可能な立地。

また、同施設は徒歩圏内(約1km)に3駅あり、広く沿線から従業員を募ることができるほか、周辺に住宅地があるため、近隣からのパートやアルバイト等の雇用を生み出しやすい環境にある。

近年大型物流施設では一般的なランプウェイ方式を採用。同社の多くの拠点ではトラック着車可能階数は1階のみだが、同施設はランプウェイ(傾斜路)があるため、4階まで各フロアをトラックで自走できる(4階から5階へはエレベーター、垂直搬送機で貨物を搬送)。施設入口からトラック待機場を経由してランプウェイに至る効率的な動線により、貨物の運搬に要する時間の大幅短縮が可能となるよう設計されている。

さらに、1 階にエントランス・駐車場・車寄せを整備。これまでの倉庫では車での通勤を考慮し乗用車の駐車場を多くしていましたが、今回は近隣からのアクセスを見込み、乗用車駐車場127台・駐輪場140台(オートバイ8台を含む)と駐輪場を比較的多く用意している。さらに、中央車路型で区切り、最小区画を665坪としてスペースを細かく使用できるようにしているのも特長。バース部分は奥行き約13mを確保し、区画ごとにパワーゲート車および海上コンテナ対応としてドックレベラーを用意。汎用性のある使いやすい倉庫空間にしている。電力容量は通常の高圧受電物流施設は2,000kwのところ、ロボティクスの導入を想定し、同施設は3,000kwまで対応可能。そのほか、災害時に備え、非常用発電機も設置してBCP対応する等、設備も充実している。
 
●施設概要
物件名:ニッセイロジスティクスセンター横浜町田(ダイワコーポレーション横浜町田営業所)
所在地:神奈川県大和市中央林間7-12-2
用途地域:準工業地域
竣工予定:2019年10月5日
敷地面積:約1万2,500坪
延床面積:約2万8,800坪
区画面積:最小665坪より
駐車台数:トラックバース128台、トラック待機スペース35台、乗用車駐車場127台、駐輪・バイク置場140台
構造:柱RC・SRC・S造、梁S造、一部PC造
構成:5階建、4階までのダブルランプ着床(45ftトレーラー対応)、有効天井高5.5m以上、柱スパン11m(幅、奥行き共)
床荷重:1階2.0t/平方メートル、2~5階1.5t/平方メートル
照度:200lx(倉庫)
設備:4・5階荷物用エレベーター(3.5t)、垂直搬送機(1.5t)、高圧受電弾力供給、最大電力3,000kw、倉庫内予備電源30VA/平方メートルを確保

●ニッセイロジスティクスセンター横浜町田(上)、立地(中)、ダイワコーポレーション横浜町田営業所内部(下)

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