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大和物流、「(仮称)海老名物流センター」着工

2018/03/03

 大和ハウスグループの大和物流(株)は3月3日、物流総合効率化法に基づいて、神奈川県海老名市で 「(仮称)海老名物流センター」を着工した。同センターは同社の南関東エリアにおける建築・建材物流の新センターになる。 

●特徴 
(1)「物流総合効率化法」に基づく物流センター 
同センターは従来2か所に点在していた物流拠点を集約し、「物流総合効率化法」に認定された物流施設。現在、同社は大和ハウス工業竜ヶ崎工場から2か所の物流センター(神奈川県海老名市・相模原市)を中継し、神奈川県および東京都の三多摩エリア向けに住宅部材を配送しているが、運送面で重複しており、作業負担の増加が課題となっている。 

そこで同社は作業生産性の向上と輸配送業務の効率化を図るべく、神奈川県海老名市に同センターを開発。 同センターは首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「海老名インターチェンジ」から約 2.5kmに位置しており、大和ハウス工業竜ヶ崎工場から圏央道を通り容易にアクセスできるため、トラックの走行距離を約36%削減できる。また、物流施設を集約したことで、従来よりも7割以上の総作業時間およびトラック待機時間の削減が見込める。その結果、同センターで大和ハウス工業と同社は共同で「物流総合効率化法」の認定を受けた。なお、同社が「物流総合効率化法」の認定に基づいて開発する物流センターは、岩倉物流センター(愛知県岩倉市・2015 年3月竣工)に続いて、2拠点目となる。

(2)創エネ・省エネの環境配慮型センター
同センターには総発電容量約490kWのソーラーパネルを敷設するほか、省エネ性に優れるLED照明を全館に導入し、環境に配慮した省エネルギー運営を徹底している。 

●施設概要
名称:大和物流(株)「(仮称)海老名物流センター」
所在地:神奈川県海老名市社家嵯峨野441番1他 18筆
敷地面積:1万2,349.46平方メートル(約3,736坪)
延床面積:1万1,817.42平方メートル(約3,575坪)
構造・規模:鉄骨造地上2階建
設計・施工:大和ハウス工業(株)
最寄りIC:首都圏中央連絡自動車道・海老名ICから約2.5km
最寄り駅:JR 相模線社家駅から約800m
着工日:2018年3月3日
竣 工:2018年10月末予定
稼働:2018年11月予定 

●完成予想図 

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