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キリングループロジが熱中症対策を展開中、大型ファン増設

2017/08/15

キリングループロジスティクス(株)は8月10日、各拠点で実施している熱中症対策を展開状況を発表した。

現場作業者の快適性向上に向け、従来からの対策に加え、岡山支店では昨年テスト評価し効果のあった大型ファンを天井部に5基増設(計6基)したほか、冷却効果のあるファン付き作業服を試験的に着用するなど、新たな対策も展開している。

また継続して取り組んでいる対策として、送風機(扇風機)の設置に加え、必要に応じて冷却式送風機やスポットクーラーなどによる局所対応を実施。休憩所には、エアコンや冷蔵庫や給水設備、塩分補充品を準備している。さらに作業者の日々の体調チェックを行うとともに、適切な休憩を設定しているところだ同社ではこれらの対策を通して、従業員の「安全第一」を追求し、「キリン品質」のさらなる向上へつなげていく考えだ。

当社で独自に確認したところによると、天井部の大型ファン6基は米国RITT-HITE社製の「リボリューションファン」で、日本の販売代理店・(株)ジャロックが納入したもの。リボリューションファンでは、大きな羽で大容量の空気を動かすことで、庫内に空気の対流を作ることができる。夏場なら風を感じることで体感温度を5℃下げることが可能だ。また省エネ性能も高く、1時間の消費電力はわずか数十円ほど。

工業用間接資材の通販を手掛けるMonotaROでも尼崎(兵庫県)と笠間(茨城県)の物流拠点に設置するなど、その優れた効果が認められ、導入する企業が増えている。

なお、岡山支店には床設置型でリボリューションファンと同じ効果を得ることができる「レネゲードファン」(1基)も納入されている。


(上)天井部のリボリューションファン、(下)ファン付き作業服

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