2017/06/01

共同印刷(株)は6月1日、情報コミュニケーション部門の製造を担う越谷工場の再開発にあたり旧棟の解体工事を5月に完了、新棟の建設工事に着手したと発表した。都心への好アクセスを生かし、印刷に加えグループの物流拠点としての機能も整備する。

同工場は1968年に金属印刷の工場として竣工、近年はグループの共同オフセット(株)が運営、出版および一般商業印刷を行ってきたが、が2016年4月の共同印刷製本(株)との合併に伴い一部が遊休資産となっていた。そこで都心へのアクセスに優れた立地を活用し、物流拠点としての機能も整備するため、工場の建て替えを決定したもの。

新棟は、印刷工場棟と倉庫や荷捌きスペースを兼ね備えた物流棟で構成され、建て替え工事中も並行して印刷作業を行うため、工期は2期に分かれ、工事全体の完了は2019年度を予定している。また物流棟の事業運営は、同社グループの共同物流(株)が行う。

●越谷工場新棟(建て替え)の概要

工場名：共同印刷越谷工場

所在地：埼玉県越谷市七左町4－301

建築面積：1万408.79平方メートル(3,148坪)

延床面積：1万8,309.50平方メートル(5,538坪)

建物概要：鉄骨造2階建

設計・施工：(株)フジタ

投資額：約36億円

用途：活版印刷工場、物流倉庫

スケジュール(予定)：

Ⅰ期工事［解体工事：2016年12月～2017年5月、新棟建設：2017年6月～2018年1月］

Ⅱ期工事［解体工事：2018年5月～2018年6月、新棟建設：2018年7月～2019年3月］