[最新ニュース] 物流・生産拠点

タカラスタンダード、九州の新物流拠点が本格稼動

2017/04/26

タカラスタンダード(株)は4月26日、鞍手工場(福岡県鞍手郡)内に30億円を投じて建設をすすめていた福岡物流センターが完成、5月8日(月)より本格稼動することを発表した。

完成した新物流センターは、トラックの着車が可能なトラックバースを建物の3面に設置したことで、商品の入出庫作業が同時に行えるようになり、トラックの待機時間削減や作業効率の向上を目指した高回転の物流施設。施設全体として延床面積は従来の2倍と十分な保管スペースが確保され、出荷能力・保管能力ともに今後の受注量増加に対応できる体制。1日当たりの出荷能力も約1.2倍に増強され、同社が目標とする「完全自社倉庫対応化」に向けて大きな前進となる。

●建物の概要
住所:福岡県鞍手郡鞍手町大字中山字重見155番16、177番10
延床面積:約2万4,200平方メートル
階層:5フロア
投資額:約30億円

●建物の特徴
(1)高床式倉庫で、トラックバースの形状をL型にすることにより大型車両の入出庫
(2)2階から5階には構内作業が迅速に行えるように垂直搬送機と連結した自動倉庫を配備
(3)保管設備として移動式ラック(1,400パレット)、デジタルピッキングシステム
(4)LED照明、太陽光発電装置の導入により、環境および省エネルギーに配慮した設計
(5)21台の大型トラックの入出庫が同時にできる(従来の約2倍)倉庫で
(6)建物の3面に開口を設けた倉庫で時間の制約を設けずに入出庫作業が可能
(7)搬送設備としてエレベーターが2基、パレット品用の垂直搬送機4基を装備

|↑一覧に戻る|