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プロロジス、関西最大の物流施設が茨木市で竣工

2016/09/28

プロロジスは9月28日、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク茨木」の竣工式を大阪府茨木市の施設内で行った。

同施設は2016年9月現在、竣工済みの賃貸型物流施設としては関西最大で、プロロジスの開発実績としても国内最大の施設となる。竣工に先立ち、(株)ニトリと約13万平方メートルの賃貸契約を締結しており、物流子会社である(株)ホームロジスティクスが6階建施設のうち 1~5階に入居する。残り1フロアは引き続き入居企業を募集中。

竣工式には、ホームロジスティクスの松浦学代表取締役社長、茨木市の福岡洋一市長、設計施工を担当した清水建設(株)の井上和幸代表取締役社長などの関係者が駆け付け、プロロジスからは山田御酒代表取締役社長が参列し、施設の完成を祝った。

<プロロジスパーク茨木の特長>
●関西では希少性の高い内陸部に立地
プロロジスパーク茨木は、 大型用地が希少で物流施設の供給が少ない関西内陸部に立地。関西内陸部では、プロロジス初のマルチ テナント型施設である。開発地は中国自動車道、名神高速道路、近畿自動車道の交わる吹田ICへ約6km、茨木ICへ約5kmの地点に位置する。大阪中心部まで約30分でアクセスできる物流適地であり、2017年に開通予定の新名神高速道路の茨木北IC(仮称)から至近に位置し、西日本広域をカバーする物流拠点としても最適なエリアに位置している。 加えて、最寄り駅である大阪モノレール「彩都西」駅と隣接する大規模な住居エリアが広がり、雇用確保の観点からも優位な立地である。駅から施設までは路線バスを使って約7分でアクセス可能なほか、プロロジスが施設利用者のための専用シャトルバスを運行する。


■45フィートコンテナトレーラーが着車できる稀有なトラックバース
建物は、約80,000平方メートルの敷地に延床面積約189,700平方メートルの地上6階建で開発する。2基(上り・下り専用)のランプウェイにより、各階に大型トレーラーが直接乗り入れることができる。
各階のトラックバースは、45フィートコンテナトレーラーが停車し作業可能な奥行を確保。公道の通行に関する規制緩和の流れを受けた、プロロジスとして初めての取り組みだ。現在、マルチテナント型施設 は最大でも40フィートコンテナトレーラーへの対応が一般的で、45フィート対応の施設は極めて珍しい。

■就業環境や事業継続性にも配慮した施設仕様
開発地は極めて良好な地盤に立地しており、構造は制震ブレースを採用。さらに非常用電源を確保し、 緊急地震速報システムや備蓄庫を設けるなど、プロロジス独自の設備で入居企業の事業継続をサポートする。また、屋根面には約2メガワットの太陽光発電パネルを設置し、外壁の一部には壁面緑化を採用。全館LED照明、昼光制御、人感センサーや車両センサーなどを導入したプロロジス最新鋭の省エネルギー施設であり、CASBEEのSランクを取得する予定。
セキュリティ面では、常時有人警備を実施して24時間365日の操業を可能とし、共用部および専有部への入退室を電気錠で管理する。 最上階にはカフェテリア、コンビニエンスストアを設け、施設の従業員へ憩いの場を提供し、働く環境にも配慮した施設とした。

<プロロジスパーク茨木の概要>
名 称:プロロジスパーク茨木
所在地:大阪府茨木市彩都あかね 2 番 1 号
敷地面積:80,243.54 平方メートル(24,273.67 坪)
延床面積:189,741.77 平方メートル(57,396.89 坪)
構 造:RCSS造、地上6階建
着 工:2015 年 6 月
竣 工:2016 年 9 月
Webサイト:http://www.prologis.co.jp/2016/pp_ibaraki/

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