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三井不動産、初進出の九州含む5地区で物流施設を開発

2016/03/25

三井不動産(株)は3月25日、新たに5棟の物流施設を開発すると発表した。福岡、愛知、大阪、神奈川、埼玉の5地区に開発する計画で、このうち福岡は初進出になる。さらに同社のロジスティクス事業が5年目を迎えるのを機に、事業のあるべき姿や思いを表現する事業ステートメント「ともに、つなぐ。ともに、うみだす。」を策定した。

同社は、グループ中長期経営計画「イノベーション2017」で掲げる国内事業の競争力強化の取り組みとして、ロジスティクス事業を積極的に展開している。今回の5棟の開発計画は、成長する3PL企業やEコマース企業の需要を背景としてもの。

これにより同社が開発・運営する施設は、稼働施設が10棟、開発中が今般発表の5棟を含む12棟、計22棟になり、総延床面積は約200万平方メートルになる。2012年4月の事業開始からの累計投資規模は約3,000億円に達する見込み。

同社は総合デベロッパーとして「街づくり」型の開発を行っており、ロジスティクス事業においても「街づくり」を意識した取り組みを行っている。「三井不動産ロジスティクスパーク日野」(2015年10月竣工)では、約2万平方メートルの緑地を整備し、地域住民がくつろげる広場や遊歩道を備えた開発を行っている。

さらに4月には敷地内に認証保育所を開園する予定で、広く地域の児童を受け入れる。また、「三井不動産ロジスティクスパーク船橋Ⅰ」(2016年9月竣工予定)では、JR京葉線や東関東自動車道からの景観を意識し、施設の壁面に、海に面した船橋地域のダイナミックな「SKY(空)」をイメージしたデザインを採用する予定。

2012年4月にスタートした同社のロジスティクス事業は、5年目を迎える。今回、ロジスティクス事業のあるべき姿や思いを表現するために、事業ステートメント『ともに、つなぐ。ともに、うみだす。』を策定した。

【開発計画の概要】
「三井不動産ロジスティクスパーク福岡Ⅰ」福岡県糟屋郡須恵町 2016年10月竣工予定 <九州初>
「三井不動産ロジスティクスパーク稲沢」愛知県稲沢市 2017年5月竣工予定
「三井不動産ロジスティクスパーク茨木」大阪府茨木市 2017年9月竣工予定
「三井不動産ロジスティクスパーク厚木Ⅱ」大阪府厚木市・伊勢原市 2017年10月竣工

【各施設の特長】
●三井不動産ロジスティクスパーク福岡Ⅰ(MFLP福岡Ⅰ)
福岡空港から近く、九州自動車道「福岡I.C.」を利用し、九州全域への配送拠点として好立地。JR香椎線「新原」駅から徒歩圏で、従業員の通勤環境も良好。

●三井不動産ロジスティクスパーク稲沢(MFLP稲沢)
名古屋中心部に近く、エンドユーザー向けの地域配送利便性が高い。また、「一宮」JCT経由で名神高速道路・東名高速道路も利用可能であり、広域配送拠点としても適している。
名鉄名古屋本線「奥田」駅から徒歩5分と通勤利便性も高く、従業員の雇用確保にも優れている。

●三井不動産ロジスティクスパーク厚木Ⅱ(MFLP厚木Ⅱ)
東名高速道路と圏央道の結節地である「厚木I.C.」が近く、首都圏や全国への広域配送拠点として最適な立地。小田急電鉄小田原線「愛甲石田」駅からも徒歩圏で、物流施設で働く従業員の通勤利便性も高い

●三井不動産ロジスティクスパーク茨木(MFLP茨木)
関西圏全域や日本全国への配送拠点としてもポテンシャルが高い名神高速道路「茨木I.C.」へのアクセスが至近。最寄りの大阪モノレール「彩都西」駅を中心にシャトルバス等で従業員の交通アクセスを確保。

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