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YGL、通関業務代行サービスを本格始動

2016/01/12

ヤマトグローバルロジスティクスジャパン(株)(YGL)は1月4日から、海外仕出人コードの代理申請サービスを本格的に開始した。AEO通関業者(税関から税関手続の緩和や簡素化を提供され、貨物のセキュリティー管理と法令順守が整備された通関事業者)の資格をもつ同社が、海外仕出人コードの申請を代行するサービスで、輸入通関を行っている通販事業者向けのサービスだ。

これまで同社はトライアルとして輸入通関を実施する顧客に対し無料で同サービスを提供していたが、トライアルを行う中で、通関実績が考慮され、即時許可の確率が高まったため事業化に着手。とくに、海外から日本へ通販の商品を送る際に利用される小口通関の分野でこの制度が十分に活用されていない状況を踏まえ、営業を強化する。

海外仕出人コードとは、税関が発給する支出人(輸出者)の固有コードのこと。TPPで通関の迅速化が大筋合意で掲げられている中、日本では同コードの代理申請が可能になった。同コードの活用で日本での通関実績が考慮され、即時許可となる可能性が高まることが期待でき、通関業務の短縮で、商品を早く欲しいというエンド―ユーザーへの要望に効果があるという。

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