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大和ハウス工業、「DPL福岡宇美」の建設に着工

2015/11/19

大和ハウス工業㈱は11月19日、福岡県糟屋郡宇美町の若草工業団地内に九州最とする大型マルチテナント型物流施設「DPL福岡宇美」の建設に着工した。入居開始は2017年2月からの予定。

同社はこれまで累計約3,000棟以上の物流施設を建築しているが、2002年以降は施設の設計・施工に加え、物流事業の最適地の提案から維持管理まで、顧客の事業スキームにあわせた専用の物流施設をコーディネートする独自の物流プロジェクト「Dプロジェクト」を始動。不動産や金融など各分野のパートナーを組み合わせ、自社保有・ノンアセット・不動産流動化など物流不動産ソリューションを展開している。

同プロジェクトではこれまで、特定企業向けの物流倉庫であるオーダーメイド型のBTS型物流施設に加え、立地条件の良い場所に複数のテナントが入居可能で短期的な物流ニーズにも迅速に対応できるマルチテナント型を展開。全国195ヶ所・総敷地面積約500万平方メートルの物流施設の開発を手がけてきた。

このうち、九州では、大型マルチテナント型物流施設「DPL福岡糟屋」(福岡県糟屋郡)、「DPL北九州」(福岡県北九州市)をはじめ、BTS型物流施設「Dプロジェクト鳥栖Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」(佐賀県鳥栖市)、「Dプロジェクト福岡箱崎」(福岡県福岡市)など10ヶ所・総敷地面積約308,000平方メートルの物流施設の開発しているが、今回、着工する「DPL福岡宇美」では同社グループが保有する経営資源(建築物の調査、設計、施工、建物の管理・運営に関するノウハウ)を組み合わせ、九州最大という物流施設を開発することになっている。
 
<DPL福岡宇美の概要>
・地上5階建

・延床面積:112,726.83平方メートル(34,100坪)
 ※1フロアの面積:約23,100平方メートル

・賃貸可能なテナント数:各階毎に3~4のテナント計17テナント。
 賃貸面積は約18,000平方メートル(約5,500坪)で、約1,000坪単位で入居可能

・トラックバース:施設全体で130台分。九州初のダブルランプウェイを2基採用。
 同じく九州で初めて40フィートコンテナ車の各階直接乗り入れが可能

・交通アクセス:
 九州自動車道「太宰府インターチェンジ」から約7kmの若草工業団地内に位置。周 
 辺は流通加工、物流関連企業の倉庫などが集積

●「DPL福岡宇美」の完成イメージ

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