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大塚倉庫の新物流拠点が神戸で竣工、BCP対策を強化

2015/10/05

大塚グループの医薬品などの物流を担う大塚倉庫(株)は10月2日、神戸市北区に医薬品専用物流センター「西日本ロジスティクスセンター」が同月1日に竣工したと発表した。

東日本大震災以降、各企業でBCP対策が本格化する中、同社は、国内医薬品物量シェア4分の1を占める物流企業の使命として、医薬品の安定供給体制の構築を進めている。新センターでは、(1)地震リスクの低い立地(今後30年間で震度6以上の地震発生確率6%以下、(2)自家発電を配備(72時間連続稼動可能)、(3)免震構造などBCP拠点としての優れた特徴を有している。また、全館セキュリティー管理、自動温度管理システム、防虫対策など、医薬品品質向上のための設備も兼ね備える。

竣工式典で同社代表取締役社長の濵長一彦氏は、「この新倉庫が災害時に必要とされる医薬品の安定供給を可能にし、患者さんの治療に貢献できるものと確信しています」と述べ、BCP対策の進展に強い自信をうかがわせた。

同社は、大塚グループの企業理念「Otsuka-people creating new products for better health worldwide」の下、人々のより豊かで健康な暮らしに貢献する医薬品のメーカー物流会社として、新センターの竣工・稼働を機に今後も引き続き共通プラットフォーム化を提唱し、さらにメーカーの物流共同化を進め、物流の効率化のみならず、社会に貢献できるプラットフォームを進めていく方針だ。

センター概要
所在地:神戸市北区赤松台1丁目2番
敷地面積:4万767.39平方メートル
規模・構造:地上4階、柱RC/梁S造、基礎免震構造
建築面積:8,547.49平方メートル
延床面積:3万1,175.722平方メートル
トラックバース:両面バース(7台+2台)・ドッグレベラー1基
EV・垂直搬送機:荷物用EV 4.5t 1基 垂直搬送機 2t 3基
駐車場:トラック 42台(内コンテナ車5台) 乗用 40台

●西日本ロジスティクスセンターの外観



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