[最新ニュース] 物流・生産拠点

茨城乳配、アジア主要都市へ食品輸出サービス開始 

2015/09/25

茨城乳配(株)は9月16日、航空便を利用してアジア主要都市向け食品輸出サービス「アジア生鮮便」を正式にスタートした。アジア主要都市向けの食品輸出に悩む中小食品製造業や生産者を支援するのが目的。鮮度を維持したまま、日本国内の生産拠点から現地までの物流をワンストップで支援する。関東エリアからスタートし、順次全国へと拡大していく予定。

国内市場が縮小する中、政府はアジア各国での日本食ブームを追い風にするため、日本の食品や食材の輸出に注力し、大手・中小企業の食品製造業や生産者も海外市場への進出を検討するケースが増えている。ただ、各製造拠点から港・空港までの輸送やフォワーダー(国際輸送事業者)の手配、現地での配送など物流面での不安は大きく、海外への進出が思うように進んでいないのが現状だ。

同社は、2015年4月からこの状況に対応するため、大手フォワーダ―と提携。鮮度を維持したまま低コストで海外へ輸出できるように、航空便利用による食品輸出に特化したサービスの開発を進めており、7月には、プレオープンとして香港向けに山梨県産の青果物の輸出を受託。その際の利用者の意見を参考に利便性への改善を加え、今回のサービスを正式スタートさせる。

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