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横浜冷凍、機関投資家・アナリスト向け施設見学会開催

2015/09/08

横浜冷凍(株)は9月3日、同社の横浜物流センター(横浜市鶴見区)に機関投資家・アナリスト10名を招き施設見学会を開催した。

同センターは、2007年2月に竣工した港湾型と物流型の両方のニーズへ対応したハイブリッド型の冷蔵倉庫。自然対流による冷却方式の「天井ヘアピンコイル方式」を採用し、高品質な保管環境を完備している。同方式は、温度変化が極めて少なく貨物の品質保持に最適なのが特徴。また、冷媒にはフロンガスを使用せず、自然冷媒であるNH3(アンモニア)を使用した環境にやさしい冷凍機器を導入している。

見学会では天井ヘアピンコイルや異物混入などのリスクから貨物を守るフードディフェンス設備など、同社の取り組みを紹介した。さらに、正社員自らが冷蔵倉庫内の作業を行う「社員オペレーション」を見学する時間を設けたほか、同社のビジネスモデルとその長所について説明を行った。

見学後の質疑応答では、2020年の冷媒フロン生産禁止、老朽化した施設の建替問題、TPPをはじめとする低温物流ニーズの高まりなど、事業環境が大きく変化する局面に差し掛かかった冷蔵倉庫業界における同社の取り組みについて多くの質問が挙がった。活発な意見交換は1時間以上に及び、同社の“強み”について理解を深めることとなった。

●施設見学の様子

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