2015/09/07

日本郵船(株)は9月4日、紅海沿岸に位置するサウジアラビアのキングアブドラ港で完成車専用ターミナル運営会社をPorts Development Company（PDC社）と共同で設立することに合意したと発表した。9月3日には同港内のPDC社事務所において合弁契約書の調印式を行った。

 

同ターミナルは、サウジアラビア初の完成車専用ターミナルかつ、中東における日本郵船初の自動車物流事業拠点として2016年度第2四半期までに稼働する予定。同ターミナルの設立により、年間60万台規模の完成車輸入に対応可能であり、同社グループが誇る最新技術や運営ノウハウを導入し、グローバルオペレーション品質を追求することで、顧客に対しきめ細かいサービスを提供する。

また、同ターミナルの稼働により船内荷役の品質向上や滞船の解消も見込まれ、成長著しい中東におけるゲートポートとして完成車輸入量の増大に対応していく。