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大和ハウス・フジタ、大型倉庫などに適用可能な耐震・制振部材開発

2015/03/25

大和ハウス工業(株)と(株)フジタは3月23日、中低層の建物をはじめ、高層マンションや大型物流倉庫など様々な物件に適用可能な耐震・制振部材「DUAL CORE BRACE(デュアルコアブレース)」を共同開発し、2015年3月から建物への採用を開始すると発表した。

「DUAL CORE BRACE」は、両社が2014年2月に開発した中低層建物向け耐震部材「鋼製座屈拘束ブレース」を制振部材としても使用できるよう適用範囲を拡大したもの。耐震部材に高強度鋼材、制振部材に建築構造用圧延鋼材および低降伏点鋼材を芯材(平鋼)の使用鋼材として追加した。併せて部材構成や接合部形状を改善したことで、部材設計の自由度および接合部の施工性が向上した。

また、地震力に抵抗する芯材を拘束材(角形鋼管)とアンボンド材(絶縁材)でサンドイッチ状に挟み込んだことにより、地震時に圧縮力がかかっても座屈せず、優れた耐震・制振性能を発揮し、度重なる地震にも強いエネルギー吸収型のブレース(筋かい)となる。地震エネルギーをブレースが吸収することで、大地震時の建物の変形を20~50%軽減することができるため、柱や梁などの主要構造部分や内外装の損傷が少なくなり、長期にわたって建物を安全・安心に使用することができる。

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