2015/03/06

野村不動産(株)は3月3日、開発を進めていた物流施設「Landport厚木金田」の竣工を発表した。テナント満床稼働でスタートで、同社では「物流機能と良好な雇用環境を兼ね備えた物流施設として高く評価された」と説明している。

同施設は、野村不動産投資顧問(株)がアセット・アドバイザー、野村不動産(株)がデベロップメント・アドバイザーを担当した大規模マルチテナント型物流施設。BCP対策および環境に配慮した施設つくりをコンセプトとし、同社グループの厚木エリア物件では初となる免震構造、全館LED照明、屋上への太陽光パネル設置を採用した。

立地面では、東名高速道路「厚木IC」より約5km、圏央道「圏央厚木IC」より約2.2kmと高速道路のアクセスに優れ、首都圏と関西・東海地方をつなぐ拠点として優れた立地条件を有している。工業専用地域に位置し、24時間稼働可能でありながら、最寄りのバス停より徒歩6分の近さ。

Landportシリーズは、近年の物流環境の変化に対応する多様なテナントニーズに適応し、最適化・効率化を追求した仕様・設備を備え、アメニティや環境、BCP対応に配慮した大規模高機能型物流施設。同シリーズは、今回の施設を含めて7棟（延床面積合計約10万7,000坪）が竣工しており、全て満床稼働している。

さらに現在、首都圏で4棟を建設・計画中のほか、首都圏外で初となる大阪府・愛知県にも用地を取得しており、シリーズのさらなる拡大を図る方針。

●計画概要】

所在地：神奈川県厚木市金田1095

交通：東名高速道路「厚木IC」約5km

首都圏中央連絡自動車道「圏央厚木IC」約2.2km

敷地面積：1万7,943.43平方メートル（約5,427.88坪）

延床面積：3万8,948.49㎡（約1万1,781.91坪）

構造・規模：鉄骨造、免震構造、地上4階建（1・3階トラックバース設置）

設計・施工：JFEシビル株式会社

竣工：2015年（平成27年）1月