[最新ニュース] 物流・生産拠点

新日鉄住金エンジニアリング、堺市の大型物流施設を受注

2015/02/13


新日鉄住金エンジニアリング(株)は2月12日、大阪府堺市の大型物流施設「(仮称)堺物流センター」建設工事の設計・施工を受注したと発表した。施主は柳プロパティーズ(伊藤忠商事(株)とMapletree Groupの共同事業会社)。

同施設は、阪神高速4号湾岸線・三宝ICから至近の距離であり(旧新日鐵住金社有地)、様々な物流ニーズへの対応を目指す同施設にとって最適な立地。建物構造は、鉄骨造地上4階建てで床面積約12万5,000平方メートル、各階にトラックバースと両側にランプウェイを配したマルチテナント型となる。工期15か月で竣工は2016年7月を予定している。

設計に際しては、同社の構造設計ノウハウを活かし、地震エネルギー吸収能力の高い同社製制振用ダンパー約400本を使用して、耐震構造並みの低コストでワンランク上の制振構造を実現する。

新日鉄住金グループの一員であり鋼構造分野に大きな強みを持つ同社は、特に構造躯体のウェイトが高い大型物流施設を得意領域の一つとして実績を積み重ねている。今回の受注は、野田物流センター(延床面積約7万4,000平方メートル)に続くもので、これにより当該分野の受注実績は34件、総延床面積で160万平方を超えることになる。

完成予想図

|↑一覧に戻る|