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DHL、最大級ゲートウェイを新木場に開設

2014/08/06

DHLジャパン(株)は、日本における4番目のゲートウェイ施設となる「東京ゲートウェイ(仮称)」の着工式を7月28日(月)に執り行った。投資額は約92億円、全面稼働は2016年第1四半期の予定。

東京ゲートウェイは、首都圏に隣接する羽田空港と成田空港からのアクセスに優れる江東区は新木場で現在稼働中の東京ディストリビューションセンター(TDC)の至近に開設され、現在TDCが担っているゲートウェイ機能を継承、拡大する。

20,000平方メートルの施設延床面積のうち、オフエアポートターミナル機能としての15,000平方メートルを超す上屋面積は現在のTDCの約2倍もの広さとなり、また、DHLゲートウェイ施設では貨物取扱量が世界最大となるという。

日本の航空貨物市場は堅調な事業成長を続けており、国際エクスプレスの貨物量増加に伴い、現在TDCが有する貨物処理機能は近年中にその上限に到達することが予想されている。

そこでDHLジャパンでは戦略的な先行投資として新たなゲートウェイ開設が必要と判断、立地優位性の高い新木場に規模を拡張し、荷主の集配業務を受け持つサービスセンター機能も併せ持つ新しい複合施設を建設した。

国際エクスプレス事業でサービス品質を決める最も重要な要素となるインフラの更なる強化を図るだけでなく、1時間に最大で1万2,000個の貨物を処理可能な最新鋭の貨物自動仕分け装置の導入によるサービス精度の向上、処理時間の短縮・大幅な生産性の向上を通して、サービス供給体制の強化と品質の向上を目指す考えだ。


●東京ゲートウェイの概要
所在地    東京都江東区新木場
敷地面積     約20,000平方メートル
延床面積(DHL占有部分): 約20,000平方メートル
うち上屋面積     約15,000平方メートル
構造/階数     鉄骨造(基礎:RC造)/地上5階建
着工予定:     2014年8月中旬
竣工予定:     2015年8月下旬
供用開始予定:     2016年第1四半期

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