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丸紅がアシックス物流子会社を買収、3PL事業を強化

2015/03/06

丸紅(株)は3月3日、同社の100%子会社・丸紅ロジスティクス(株)を通じて、(株)アシックスから同社の100%物流子会社・アシックス物流(株)の全株式を2015年10月1日に譲り受け、同社の物流業務を受託すると発表した。

丸紅ロジスティクスは、物流ソリューション機能を生かした国際・国内物流事業の展開を加速しており、アシックス物流を傘下に加えることにより、国内において現従業員の経験・ノウハウを活用しながら、より効率的な物流センター運営・輸配送システムをアシックスに提供する。

物流業務を一括受託する3PL事業は、コアビジネスの一つとして位置付けており、今回は①事業承継、②既存の資産(倉庫・設備など)の引き受け、③最新鋭の物流センター・物流システムの提供―の3点をパッケージで行う。これらの複合的な機能・サービスの提供によりスポーツ・アパレル物流の強化を行うとともに、今後国内外で3PL事業を拡大する方針。

契約形態
(1)丸紅ロジスティクスは、アシックスからアシックス物流の全株式を取得。アシックス物流は丸紅ロジスティクスの子会社としてアシックスの物流業務を受託。
(2)丸紅ロジスティクスIは、アシックスが保有しアシックス物流が使用していた物流施設を引き続き活用。東日本の基幹センターであるつくば配送センターについては株式取得に先行して2015年4月1日にアシックスが信託受益権化後、丸紅の関連会社であるエムジーリース(株)が買い受けた上で、丸紅ロジスティクスが賃借し継続使用。
(3)2017年8月に西日本の基幹センターである阪神配送センターの近隣に、最新鋭の物流センター((仮称)神戸配送センター)を新設予定。丸紅ロジスティクスが同センターを大手物流不動産ファンドのグッドマングループから長期賃借。

スケジュール
2015年2月27日:株式譲渡契約締結
   4月1日 :株式取得に先行し、つくば配送センターをアシックスから取得
   10月1日 :アシックス物流株式譲受
2017年8月以降:(仮称)神戸配送センター新設(予定)

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