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ダイセー倉庫運輸、第5回ドライバーコンテストを開催

2014/10/06

ダイセー倉庫運輸(株)は10月4日、愛知県小牧市の小牧第2物流センターにおいてドライバーコンテストの最終種目である「日常点検競技」大会を開いた。

同コンテストは愛知日野自動車(株)後援の下、今回で5回目を迎えたもので、ダイセー倉庫運輸の社員ドライバーのほか、パートナーの物流事業者も出場、全12チームで腕前を競った。学科競技は9月6日、走行競技は9月23日にそれぞれ終了、今回の日常点検業務の加算された点数で優勝チームが決定する。

点検業務は1チームから点検者と補助者で編成、15分間の制限時間のなかで点検用車両を点検、各箇所の良・非を決定、その結果を審査員にわかるように呼称する。今回はわざと左ウィンカーの球切れやスペアタイヤの装着具合など、5か所に不具合を設定した。

採点は愛知日野自動車のスタッフ立会いの下、(1)点検作業時の安全確認、(2)不具合発見の正確性、(3)点検項目の実施漏れの有無を30点満点の減点方式で計算する。なお、学科は全40点、走行は30点で合計100点満点となる。

開会式ではダイセー倉庫運輸の吉田憲三社長の挨拶に続き、愛知日野自動車の川村保憲社長が登壇、選手にエールを送った後で競技は開始された。

ダイセー倉庫運輸では今回のドライバーコンテストのほか、フォークリフトコンテストも毎年6月に行っており、社会に信頼される安全運転の基本マスターを目的に、同社はこれらコンテストを人材教育の大きな柱に位置付けている。

競技では若手ドライバーからベテランまでが競い合い、台風18号到来の前の晴天の中で熱気に満ちた競技が繰り広げられた。


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今回の日常業務競技は1位関東チーム(内海さん、落合さん)、2位にはパートナーの尾張陸運チーム(岡本さん、前田さん)、3位にはかんばんチーム(薫田さん、細見さん)が入賞、関東チームには愛知日野賞、尾張チームには流通研究社賞がそれぞれ贈られた。

総合優勝はかんばんチームが獲得した。優勝カップを受け取ったベテランドライバーのふたりは「優勝は青天の霹靂、大変うれしい」と言葉少なに語り、喜びを噛みしめていた。

閉会式で愛知日野の川村社長は「昨年より確実に向上した」と評価する。またダイセー倉庫運輸の吉田社長は活躍を讃えた後で、「皆さんはドライバーのプロフェッショナルだから、譲り合い精神を忘れずに一歩歩いて二歩下がる“自己犠牲”の気持ちも大切だ」と述べていた。


*本記事は月刊マテリアルフロー11月号でレポートを行う予定
点検業務 吉田社長より表彰されるかんばんチーム

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