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鴻池運輸、福岡空港でグランドハンドリング業務を本格始動

2017/10/02

鴻池運輸(株)は10月2日、グループ会社のコウノイケ・エアポートサービス(株)(KAPS)が、昨年8月から派遣契約に基づき業務立ち上げの準備を進めていた福岡空港でのグランドハンドリング業務(※)を、今年10月より全面請負契約に切り替え、本格的に開始すると発表した。

グランドハンドリング業務業務は、KONOIKEグループの注力事業の一つである空港関連サービスで、関西国際空港、東京国際空港(羽田)、成田国際空港、大阪国際空港で既に行っており、福岡空港への新規参入により計5拠点に拡大する。

福岡空港は利用客数国内3位かつ、2025年に第2滑走路建設予定で、さらに発着回数の増加が見込まれる。KAPSでは、昨年8月から同空港でグランドハンドリング業務を行っていた福岡県の2つの地場企業から事業を譲り受け約160名体制で派遣業務を開始していた。本年10月からは約230名の体制で請負業務へと切り替え、KAPSが約20年間培ってきた経験とノウハウにより安全・品質に根差したサービスを提供していく。

KONOIKEグループは1994 年、関空内での業務開始以来、2010年には羽田への進出および国内大手航空会社の関連企業をグループ会社化するなど、グランドハンドリング業務を戦略的に拡大してきた。近年では、首都圏空港(羽田、成田)での業容拡大を進めるとともに、インバウンド需要増加による就航数の増加が見込まれる地方空港における業容拡大の機会を探っていた。

KONOIKEグループは、今後も空港関連サービスを注力事業に据え、顧客の信頼を得られるサービスを提供することで、グランドハンドリング業務のさらなる拡大を目指す考えだ。

※航空機への手荷物・貨物・郵便物の搭降載や搬送、旅客手荷物の仕分けをはじめとする航空輸送に必要な、地上運航支援業務

●KAPSが福岡空港で始める請負業務内容
1)貨物搭降載・搬送
  ・航空機への手荷物、貨物、郵便物の搭降載
  ・特殊車両で航空機などへ装着、離脱
2)手荷物仕分け
  ・旅客手荷物の行先先別仕分け
  ・手荷物の個数照合、搭載
3)航空貨物取扱
  ・発送貨物、郵便受託、仕分け、積み付け
  ・到着貨物、郵便仕分け、照合、引き渡し
4)機内清掃
  ・機内誌、ヘッドホンなどの補充・交換
  ・座席テーブル、窓拭き、機内各所のクリーニング
5)給水・排水・汚水処理
  ・飲料水や手洗い水の給水
  ・排水、汚水処理業務

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