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ヤマト運輸、ZOZOTOWNと連携した宅配ロッカー受け取り開始

2017/08/23

ヤマト運輸(株)と(株)スタートトゥデイは8月23日、日本最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」での購入時に、Packcity Japan(株)が運営するオープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」を、商品の受取場所として指定できるよう連携を開始した。これまで自宅以外の受け取りは、コンビニエンスストアやヤマト運輸直営店で可能だったが、EC業界としては初めて宅配ロッカー受け取りに対応した。

近年、スマートフォンの利用拡大もあり、eコマースの利用が増加している。それに伴い共働き家族の増加などによるライフスタイルの多様化により、宅配事業者の営業時間外に荷物を受け取りたいというニーズが高まっている。スタートトゥデイは、顧客からの「再配達を受け取るのが面倒」という声や、「商品をロッカーで受け取れるようにしてほしい」という声を受け、商品の新しい受け取り方を検討していた。

一方、ヤマト運輸は2016年5月、仏ネオポストシッピングとの合弁でパックシティジャパンを設立し、顧客が好きな時間に好きな場所で荷物が受け取れるよう、駅などの公共スペースにPUDOの設置を進め、2018年3月までに首都圏を中心に全国約3,000か所に拡大する計画を進めている。

今回、EC業界としては初めて購入時に受け取り場所としてPUDOが選択できるようになることで、普段不在な場合でも確実に荷物を受け取れるようになる。また、再配達の減少により配達員の負担軽減にもつながる。

サービスの利用はZOZOTOWNで注文する際、受け取りを希望するロッカーを選択するだけ。ロッカーに注文商品が納品され、受取可能な状態になると、ヤマト運輸から「納品完了メール」が送信される。記載された保管期限内に指定のロッカーで受け取る必要があるが、送料以外の付加料金はかからない。ZOZOTOWNに会員登録しているすべてのユーザー(ゲストユーザーを除く)が利用可能で、ヤマト運輸の会員サービス「クロネコメンバーズ」に未登録でも利用できる。

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