2016/07/21

鴻池運輸(株)は7月20日、航空貨物を利用する顧客が求める「輸送スピード」をさらに高めるため、7月1日より関西国際空港内の「航空貨物梱包」を活用した航空貨物の一貫輸送サービスの提供を始めたと発表した。

航空貨物輸送時の梱包は、通常、空港島外で行われることが多く、航空機搭載までの手続きがスムーズに運ばれないリスクを避けられない。こういったリスクを回避したい顧客からの空港島内梱包サービスへの需要の高まりにより、同社は関空における島内梱包サービスを活用していく。

これにより、検品、梱包、通関、貨物概要の資料作成を1か所で実施することができ、顧客の貨物引き取りから海外の最終納品先までのリードタイムを同社従来比で1～3日短縮する。また、輸送工程が減ることによるコスト削減や、梱包現場で作成する最終データ(撮影画像など)により、顧客の提供資料を削減し、負担を軽減できる。

今後、同社は貨物の集荷から海外納品までの国際複合一貫輸送で、航空貨物の輸送スピードに対する顧客の高いニーズにさらに応えることで「既存顧客の深耕」、「新規顧客の開拓」に注力していく。